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シリア難民支援 NGO職員のブログ

トルコ南東部でシリア難民支援に携わっている者のブログです

シリアコーヒー

シリアコーヒー

シリア人とトルコ人と働いていると、物凄い量のコーヒーとお茶(チャイ)を飲む事になる。皆親切でしょっちゅう淹れてくれるのと元々どっちも大好きなので、出されたら出されただけ飲んでしまうんだけど、飲み過ぎてなんかの病気にならないか心配。多分普通の1日でコーヒー4杯、チャイは6杯くらい飲んでる。そのせいでトイレがバカみたいに近い。多分男だったらとっくのとうに尿結石になってるなぁ…。

シリアコーヒーのパッケージ

シリアコーヒーのパッケージ

スプーンに盛られたシリアコーヒー

コーヒー。だいぶ粒子が細かい

シリアコーヒーはいわゆるアラブコーヒーと言われるもので、エスプレッソ用の豆のように細かくフワッフワに挽かれているのと、カルダモンで香り付けされてるのが特徴。初めて嗅いだ時はそのあまりにも芳しい香りにしばらくうっとり…。コーヒーとカルダモンがここまで合うとは思わなかった。味は小さいながらもかなりパンチが効いていて、眠気覚しにぴったり。

コーヒーを挽く店員

同僚のお気に入りのお店、専用の機械を使ってコーヒーを挽いてくれる

コーヒー豆と一緒に挽かれるカルダモン

豆と一緒に挽かれるカルダモン

それにしてもコーヒーには皆結構こだわりがあるみたいで、あの店はおいしいこの店はダメと言いながら、皆でお金を出し合って職場に常にストックがあるように気を使ってます。いつも淹れてもらってばかりだったので、先日自分でも淹れられるように教わって、その通りに淹れていた所、別の男性からやり方が違うとの指摘が。色々聞いて回った結果、実は「泡好きか否か」「砂糖好きか否か」で淹れ方にも4種類くらいある事が分かりました。大概シリア人の女性は泡好き+砂糖は入れない、男性は泡嫌い+砂糖は入れるという事が分かったので、せっかくなので自分が好きな、前者の方の作り方をご紹介。ただ何回か練習しないとだいぶコツを掴むのが難しくて、マスターしたとは到底言い難い。実は写真のコーヒーも泡が全然浮かんでいないので失敗です…。

シリアコーヒーの淹れ方

シリアコーヒーの淹れ方(2人分):

1. 鍋にコップ2杯分の水と小さじ山盛り2杯分のコーヒーを入れる。まだ混ぜない。
2. 中火にかけ、コーヒーがじわじわと完全に水に沈んだら、そっとかき混ぜる。混ぜ過ぎない。
3. 徐々に泡が立ち始めるので、吹きこぼれないように何度か鍋を火から離しながら、クリーミーな泡がいっぱいになるまで熱する。
4. 火から離し、水面の泡をすくいとってカップに入れる。
5. 残りのコーヒーを今度は泡がすっかりなくなるまで煮立て、カップに注ぎ入れて完成。

沸騰する前のコーヒー 泡立ったコーヒー

注がれるコーヒー

シリアコーヒーとチョコレート

チョコレートやデーツなどの甘い物と一緒に飲まれる事が多い

日本じゃシリアコーヒーも手に入らないと思うので、代わりに普段のコーヒー豆を挽く時にカルダモンを何粒か入れて挽いて、それをフィルターで濾して飲むだけでもだいぶ香りが出ておいしいと思います。私もアラブ式の淹れ方が面倒臭くてフィルターで飲む事もしばしば。

その地域の生活に密接に溶け込んでる嗜好品。コーヒー、お茶、酒とお菓子にタバコ。嗜好品にまつわるしきたりや慣習も面白いものばかりなので、今後も積極的に色々なものにチャレンジしてみたい。